
1980年の犬の平均寿命は2歳半
生活が変わり家族の一員となり
病気を予防し治療するように
そして獣医療の発展に伴い
病気と立ち向かえるようになり
2000年の犬の平均寿命は14歳
獣医療はさらに発展し
心臓を手術で治すことが
出来る時代になりました
概要
以前は多くの犬が心臓へのフィラリア虫体の寄生で命を落としていました。
フィラリア症の予防ができるようになり、犬の寿命は飛躍的に伸びました。
しかし、今も昔も病気が違えど心臓病は寿命を脅かします。
現在も心臓病は癌に次ぐ犬の死因の上位です。
なかでも僧帽弁閉鎖不全症は15歳以上の小型犬では75%の罹患率と言われます。
この僧帽弁閉鎖不全症は心臓の中を治さないと治らない病気であり、
一昔前までは不治の病、寿命として扱われてきました。
獣医療の発展に伴い、内科治療も非常に良い薬が出てきました。
それでもやはり薬は進行を緩やかにするものであり、治すことは出来ません。
心臓の中を治すには、心臓を安全に止める技術が必要でした。
先駆者の多大な努力により、動物でも心臓を手術できるようになり
その技術は世界から認められています。
僧帽弁閉鎖不全症・三尖弁閉鎖不全症などの後天性心疾患をはじめ
動脈管開存症・肺動脈弁狭窄症・心房中隔欠損症・心室中隔欠損症などの
先天性心疾患まで幅広く対応しております。